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祭神は天照大神。建仁元年(1201)に、後鳥羽院の熊野御幸に、「ヤカミ王子」と出てくるのが、この王子です。 古くから熊野九十九王子の頭王子として伝えられています。 境内には 「まちきつる 八上の桜 さきにけり あらくおろすな 三栖の山風」 という、歌碑があり、これは西行法師が熊野詣の最中に来た際に、桜の花を詠んだ歌です。 しかし残念ながら、この歌に詠まれた桜の木は、現在ありません。 また、毎年11月23日には県の無形文化財指定の獅子舞が奉納されます。
(説明板より) 建仁元年(1201)十月十三日、藤原定家は、徒歩で「石田川」(岩田川=富田川)を渡り、この王子に参拝しています。平安・鎌倉時代の熊野参詣では、岩田川の瀬を何度も何度も渡り、滝尻まで行きます。最初に渡るのが一ノ瀬です。 天仁二年(1109)に参詣した藤原宗忠は、十九度も渡っており、上皇や女院も徒歩で渡ります。この川の水で身を清める為です。「女院が渡る時は、白い布を二反結び合わせて、女院が結び目を持ち、布の左右を殿上人が引いた」と、応永三十四年(1427)に参詣した僧実意は日記に書いています。 その後、この王子社は荒廃し、江戸時代に再興されて、市瀬王子社、別名、清水王子・伊野王子などと呼ばれていました。明治時代に合祀されましたが、昭和四十四年(1969)に現在の様に整備されました。
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