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海と川、肥沃な土壌の町・富田地区

和歌山県の南西部に位置し、行政上は西牟婁郡白浜町に属します。最寄り駅はJR富田駅です。

国道42号線沿いに流れる富田川。その国道と川の一致する地域一帯が富田地区です。
白浜町ではありますが、温泉街の喧騒からは遠く、自然と人情が溢れるまちです。

JR富田駅の裏手約一キロに渡る広大な海岸が、「富田の浜」です。
富田川とつながっており、また、熊野古道大辺路街道の出発点としても有名です。
世界遺産登録されている富田坂は、昔は難所の一つであったと言われ、江戸中期の画家・長沢芦雪ゆかりの寺、草堂寺の境内横から始まります。
この富田地区、富田坂という難所を越える旅人にとっては宿泊する重要な拠点となっていました。

草堂寺障壁画

もと真言宗の円光寺、慶安元年(1648年)に再興、臨済宗に改宗し、草堂寺となりました。

現本堂は天明六年(1786年)九月に建築された方丈建築で、翌年に京都の著名な絵師・円山応挙の弟子である長沢芦雪が訪れ、ふすま絵や屏風絵を、数多く描きました。
また、この草堂寺の脇には富田坂があり、ここは大辺路街道の出発地点です。

草堂寺
草堂寺

大辺路街道の出発点

草堂寺となりの富田坂から大辺路街道が始まります。
大辺路は、中辺路ルートよりも遠い道のりになっています。
宿屋や茶屋もあまり無かった為、巡礼者は多くなく、海岸沿いの美しい景観に惹かれた文人や墨客が多かったようです。

富田の浜

訪れる人は多くなく、のんびりと海の景色や風・潮の匂いを楽しむ事が出来ます。
海岸沿いには今も松林が残り、古に思いを馳せるのも一向です。
富田川の河口が近く、河口付近でサーフィンを楽しむ人の姿も最近は見受けられます。
富美の里のテーマである 【富田川の始まりの風景】が見られます。

日神社

この神社は本殿そのものが県指定文化財です。
鎮座800年余りで、平安時代末期に伊勢神宮の天照大神の分霊を祭祀し建立されました。
現在の社殿は、江戸後期に建立されたものです。

象や獅子、飛竜に鯉といった社寺建築の特徴である動物の装飾彫刻が随所に施されています。
4月にある例大祭では、翌年就学する子どもたちによる稚児奉幣神事が行われ、色鮮やかな狩衣装束を着た可愛らしい子どもたちの姿が見られます。

富田の橋:郵便橋

明治に近代郵便制度が始まり、紀南の村々にも郵便取扱所が開設されました。
当時、富田川の各所にはいくつかの渡しがありましたが、この渡しだけが唯一郵便を乗せる為、県営で行われていました。
対岸に船が向かっている時でも「郵便屋さんの姿が見えると船を引き返して乗せた」と言われる程です。

その後、渡し舟は廃止されましたが、川の瀬に板橋を架け、郵便物が運ばれた頃から誰が言うとも無く「郵便小橋」と呼ばれる様になりました。
大雨などで板橋が流される度に板橋は架けられ、明治3年、和歌山県は両岸にまたがる大橋をかけ、「郵便橋」と命名されたのです。

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